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長崎には仕事の都合で住むことになったのですが、4年も住むと愛着がわいてきます。もしかしたらもう来ることはないかななどと考えると今までよく通ったお店や、行こうと思っていながらまだ行っていないお店などに行っておこうかという気になります。
そこで、トルコライスの名店「ツル茶ん」に行ってきました。長崎名物の食べ物というと、ちゃんぽん、皿うどん、カステラ、などが思い浮かびますが、トルコライスも有名です。オーソドックスなものは、カツカレーとスパゲッティとサラダがひとつのプレートにのってます。「お子様ランチ」ならぬ「大人ランチ」という言葉をいつも思い浮かべます。
「ツル茶ん」は長崎市内の浜の町アーケードを抜けて、油町商店街に入ったところのすぐ左手にあります。九州最古の喫茶店だそうで、雰囲気のある建物です。オーソドックスなトルコライスもありましたが、デミグラスハンバーグのせというのを頼んでみました。これが結構美味しく、体調が悪かったにもかかわらず、一気に食べきりました。ご主人がカウンター越しに「外は寒いでしょう」と声をかけてきたり気さくなのも良いです。引越しの前に寄ることができて良かった!
旅行や出張で長崎に行ったときにぜひとも食べていただきたいのが魚料理ですね。東京で食べるより安くておいしいですよ。刺身なんかは新鮮過ぎてちょっとかたいんじゃない?と思うくらいです。
有名なのは思案橋にある「雑魚屋」ですが、今回は満席で中に入ることができませんでした。その代わりに行ったのが同じ通り沿いにある「きのした」です。長崎市内で水イカを食べるならここ!と言われている店らしく、ここも混んでいましたが、何とか席を確保することができました。写真のようにものすごく目立つ入り口なんですぐに見つけられると思いますよ。
この「きのした」、メニューに値段が載ってません。水イカだったら高くても3千円くらいだろうと思いながらも、かなりびくびくして注文しました。最初は刺身にして持ってきてくれますが、そこから耳を切り取ってにぎりに、頭をてんぷらにしてくれます。体と足が刺身です。ここら辺はおかみさんがやって来てひとしきりやってくれます。時々好みを聞かれたりしますが、基本的にはコースのようになっていて刺身、天ぷら、にぎりとなるようです。目玉も生のまましゃぶらされます。この時のおかみさんの喋りが面白くて、
「塩味がするでしょ。涙の味ですよ」
なんて言ったりします。ちょっと水イカがかわいそうになりますね・・・。隣の人にも言っていたので、長い年月をかけて練り上げられたお客を楽しませる台詞なんでしょうね。なんか落語の噺が時とともに練り上げられるのと似ています。