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美味しいとんかつをたべたいなといろいろ検索していたら、川越に「楽天」という店があるということがわかりました。なんでもとんかつという名前の名付け親が、今はない上野の楽天という店の主人らしく、その支店なのだそうです。川越は小江戸と呼ばれる観光名所なので一度は行ってみたいなと思っていました。この機会に散歩してみることにします。
西武新宿線の本川越駅から北に上っていくと「蔵の町並み」と呼ばれる通りに至ります。一本東に入った通りが「大正浪漫夢通り」です。この通りの途中の路地に楽天があります。のれんにはとんかつの名付け親と書かれており、期待が膨らみます。店内は座敷席が2つとカウンターという構成で広くはありませんが、こういうところのとんかつが美味しいんですよね。
特製とんかつ定食は3000円とかなり高めではありますが、あとで後悔しないためにもちょっと贅沢して注文してみました。一期一会の精神です。まずは厚さにびっくりです。2センチちかくあるんじゃないでしょうか。「塩を振って食べてみてください」とご主人が言ってくれましたのでそうしてみました。
いやー、うまい!肉の旨みというか、甘みというか、すごく濃い味がします。ソースをかけなくてよかった。厚めの肉なので、かたいかなと想像しましたが、ぜんぜんそんなことはありません。衣はよくサクサクという表現をされますが、この場合はパリパリでしょうか。ちょっと固めでしっかりした衣です。油っこくなくてにくとよく合います。
いろいろな店でロースかつ定食をたべますが、最後のほうは胸焼けがすることが多いです。でも楽天の特製とんかつ定食は最後まで美味しく頂けました。おかわりしてもいいかなというくらいです。お勧めのお店です。