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春日武彦さんの著書「奇妙な情熱にかられて」を読みました。精神科医の先生で、人が心密かに抱いている情熱や好奇心についてとてもわかりやすく書いています。といっても堅苦しい内容ではなく、適度に難しいといったかんじでしょうか。文体も結構好きです。
バーボンのキャップや、クレジットのカードの収集など、普通の人から見るとどうでもいいような趣味を持つ私ですが、この本を読んで、そういった情熱の源泉についてちょっと分かったような気がしました。
【目次】
序章 リアルなものについて
第1章 健康なミニチュア、不健康なミニチュア
第2章 ミニチュアとしての文章
第3章 境界線という明快さ
第4章 贋物および瓜二つ
第5章 蒐集癖
終章 奇想について