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「盆栽が教えてくれた 」という本を読みました。明光商会名誉会長の高木礼二さんの著書です(以前市ヶ谷にあり、現在は栃木にある高木盆栽美術館を作った人です)。私はベランダで黒松の中品盆栽を育てており、盆栽と名の付く本を見ると思わず手にとってしまいます。
この本には、盆栽を育てることと、会社などでの人間関係、また人生との類似点について書かれています。少しでも植物を育てた人ならわかると思いますが、毎日植物に水をやり、よく観察すると、ちょっとした変化に気がつきます。葉っぱがちょっとしなっとしていたら、水やりがすくなかったかなと気づき、新芽の伸びが悪かったらもう少し日が当たるようにしてやろうと考えます。
「植物」を「会社の同僚」とおきかえたらどうでしょう?毎日顔を合わせて、そこに何か変化を見つけたら、何かおきたのかなと気遣ってあげることが必要です。
というように、盆栽を育てながら、何気なく思っていたことを見事言葉で表現してくれているのがこの本です。本当にお勧めです。
【目次】
序 世に出るまで
1 盆栽と共にある生き方
2 日本初の盆栽美術館をつくる
3 盆栽に教えられる「美」とは
4 初心・決心・謙虚な心
5 前進、プラスの心得
6 育てるから、癒される
7 人生の中心に据えるもの
8 セールスマンの可能性
9 盆栽に大自然を観る