[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
守屋洋さんは、PHP文庫、知的生き方文庫で気軽に読める中国古典を解説した本を出しています。中国皇帝列伝 もその中のひとつ。しかも、かなり傑作です。秦の始皇帝から始まって12人の歴代皇帝について解説しています。
中国の皇帝といえば、絶大な権力を持っていたと想像できますが、皇帝になるまでの過程、統治の方法、業績などさまざまだということが分かります。乱世を戦い抜き、皇帝に上り詰めていくさまは、現代で言うと、有志が集まって起業し会社を大きくしていくことと同じじゃないかななどと考えて、今の自分の状況と重ね合わせてしまいます。
【目次】
秦の始皇帝: 統一の偉業を達成するも守成の失格者
漢の高祖(劉邦): 布衣から身を起こした漢帝国の創始者
漢の武帝(劉徹): 「雄才大略」生まれながらの専制君主
後漢の光武帝(劉秀): 柔軟な処世を得意とした後衛型人間
魏の武帝(曹操): 権謀術数を駆使した「乱世の姦雄」
隋の煬帝(楊広): 自己コントロールを欠いた暴君
唐の太宗(李世民): 自己コントロールに徹した守成の名君
唐の則天武后(武照): 女官から皇帝の座へ 女傑一代
唐の玄宗(李隆基): 愛に溺れて転落した心やさしい英主
宋の太祖(趙匡胤): 「平凡の非凡」で偉業を達成した創業者
明の太祖(朱元璋): 聖賢、豪傑、盗賊の三者を兼ねた英傑
清の康熙帝: 三千年の土壌に開花した理想の指導者像