×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
最近落語の噺が多くて恐縮です。全日空寄席のせいです・・・。さて、「江戸が息づく古典落語50席 」をよみました。私は、こういった落語解説本を見かけるとたまらず買ってしまいます。もしかしたら、本物の落語を鑑賞するより好きかもしれません・・・。この本では、柳家権太楼師匠が古典落語のなかから50席を厳選して、あらすじ、解説、うんちくという形で紹介しています。
どれも有名な噺です。噺によっては、実はそれはある噺家さんの十八番で、存命中は他の噺家さんは遠慮して高座にかけることがなかったなど、現役の噺家さんの著書ならではの裏話的なことが随所に盛り込まれていてとても楽しめました。
【目次】
正月の巻(かつぎや/七草 ほか)
春の巻(明烏/幾代餅 ほか)
夏の巻(大山詣り/佃祭 ほか)
秋の巻(目黒の秋刀魚/王子の狐 ほか)
冬の巻(夢金/二番煎じ ほか)
暮の巻(芝浜/文七元結 ほか)
春日武彦さんの著書「奇妙な情熱にかられて」を読みました。精神科医の先生で、人が心密かに抱いている情熱や好奇心についてとてもわかりやすく書いています。といっても堅苦しい内容ではなく、適度に難しいといったかんじでしょうか。文体も結構好きです。
バーボンのキャップや、クレジットのカードの収集など、普通の人から見るとどうでもいいような趣味を持つ私ですが、この本を読んで、そういった情熱の源泉についてちょっと分かったような気がしました。
【目次】
序章 リアルなものについて
第1章 健康なミニチュア、不健康なミニチュア
第2章 ミニチュアとしての文章
第3章 境界線という明快さ
第4章 贋物および瓜二つ
第5章 蒐集癖
終章 奇想について