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面接はどの会社も、最終面接をふくめて３回行いました。面接にも企業のカラーがあらわれます。

まずはベンチャーキャピタル。調査にかかわる技術系のひとと、金融出身の人で構成されていましたので、面接する人のバックグラウンドによって、雰囲気ががらっと変わります。私は技術系ですので、自分の土俵に話を持ってくることに専念しました。自分がベンチャー企業に勤めていたこともあり、実感を持って相手の業務を理解できていたと思います。

次は外資系メーカー。最初の面接から役員が来たのにはびっくりです。スピード重視なんだそうです。また、「有機ＥＬの課題は？」と質問されるなど、私がどれくらい即戦力なのか値踏みしようという雰囲気がびんびん伝わってきました。

そして現在勤めている国内のメーカー。家族構成、その勤め先など、身辺調査をされているかのようでした・・・。かたい会社だなとちょっと引き気味でした。でも現在会社側が課題だと思っていることと私がやりたいと思っていることが合致していると感じられました。これが最終的に転職先を決めた理由です。

３社を見ただけですが、いろいろなカラーがあることがわかります。面接の場は、先方から選んでもらう場であると同時に、こちらも転職先候補との数少ない接触の場なんですよね。

私は面接を受けに行くというよりは、調査をしにいくといった気持ちで行きました。リラックスして話ができましたし、それが良い結果につながったのではないかと思います。

転職エージェントの紹介で２社、あとは転職サイトの「enジャパン」で申し込んだ１社の面接を受けに行きました。（転職フェアで声をかけられた、東京ミッドタウンにある某会社も受けましたが、これは場慣れするために受けたので、除いておくことにします。）

転職エージェントの利用と、転職サイトの利用、人それぞれ好みは違うかもしれませんが、個人的にはエージェント利用の方が性に合っていたと思います。エージェントの人と話していると、結構突っ込んだ話にまでなりますので面白かったですし、いろいろな転職者を見てきた方たちなので、アドバイスも的確です。すべての転職者があたらしい職場でうまくやっているわけではないということも、ざっくばらんに教えてくれました。

唯一の難点といえば、先方の紹介案件に愛着を持っているということでしょうか。こちらの意向を
尊重してくれると言ってくださるんですけど、特に数社紹介された場合には断りにくいかもしれません。

結論から申し上げますと、某半導体メーカーの知財部門への転職がきまりました。かなり堅めな会社です。今までがベンチャー企業の開発部門なので、ちょっと浮くんじゃないかと心配です・・・。ま、いろんなバックグラウンドを持った人間を集めたいという考えが先方にもあるんだと思いますが・・・。先日入社誓約書を返送し、明後日入社前の説明を受けに行きます。

この会社は、転職エージェント経由で紹介を受けました。転職活動を始めてすぐ、気分を盛り上げるために東京ビッグサイトで開催されていた転職フェアに参加しました。フェア自身はたいした収穫も無く、転職活動をしている人って結構いるんだなという感想を持っただけで終わりました。

が、その帰り道、

「転職フェアに来場された方ですか？」

と声をかけられました。かなり怪しいと思いましたが、好奇心のほうが強かったので話を聞いてみると、人材紹介会社の人だったのです。紹介案件一覧も持っており、その中身を見ると結構興味深かったので、さっそく紹介を依頼することにしました。

いま思うといろんな出会いが今の自分を作っていると本当に感じます。エージェントだけでなく、現職で付き合いのあるいろいろな人が、今の会社を辞めるんだったら、会社を紹介するよと言ってくれました。ほんとに人に恵まれていると思います。

次回から、転職活動の経過を順を追って紹介したいと思います。